和歌山市内の在宅療養支援診療所

お知らせ
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愛称

ある日、、、診察を終えた千代さん(80代)と先生の会話

  千代さん  「今日は忙しかったんですか?」

  先生    「まぁまぁかな。。。」

  千代さん  「お疲れで、、、」

  先生    「昨日はよく眠ったから大丈夫よ」

  千代さん  「先生、忙しい日は、来てくれなくて大丈夫よ。休んでくださいね」

        「今日は、前髪、、、イケてませんね。まっすぐになってて、おかしいわ。

         髪の毛 かき上げてみて」

  先生    「おかしい???」  ちょっと困り顔 😓

せっかく、美容院で髪を整えてきたのに。。。千代さんのお眼鏡👓にはかないません。

  千代さん  「そうそう、それでよくなったわ。髪の毛すっと横に流れて、、、顔が明るくなって」

        「この間、動物病院の先生がとってもおしゃれでねぇ。かっこよかったの」

  先生    「おしゃれってかぁ、、、」

この二人のやり取りを、横でみながら。。。『親心』だと感じました。

   

以前、こういうコマーシャルがありました。

自分が子供の頃、、、親の小言は「うるさいな~」と思うばかり

親になって、子供に同じように言っている自分。

立場が変わってわかったこと

親の小言は、「しあわせになって欲しい」という願いだったのだと。。。

    

🚑救急車 < 『興一郎先生』 と思っている千代さんにとって

先生は信頼できる医師であり

『かっこよく』あって欲しい存在なのだと思います。

    

先生には直接は言わないけれど、、、

友達のように思うと「興ちゃん先生」、息子のようだと「コウイチロウ」、、、

「興一郎先生」「こういっちゃん」など

患者さんやご家族が、ご家庭で先生のことを普段どのように呼んでいるのか

『愛称』を教えてくれることがあります。

一緒に病に向きあい歩んでいく『近しい存在』に感じてくれていることがわかり

嬉しくなります。

  

昨日は、患者さんに

「先生、もう帰って下さ~い、、、私 忙しいから(笑)」と言われてました。。。

(そうは言いながらも、何かあれば必ず先生のところにすぐに連絡が入ります)