和歌山市内の在宅療養支援診療所

お知らせ
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師走... ピンクの車で走る

師走のある日...

 

本日は、代車です。

いつものモスグリーンの訪問車(点検中)とはうって変わって、

ピンクと白のツートンカラー... ムーブ キャンバス(CANBUS)です。

訪問車は先生が運転してくれます(いつも運転ありがとうございます)。

 

今日は、朝からなんとなくバタバタしています。

 

1件目の訪問が終わって...

ピンクの車を運転している先生... ちょっと笑える感じ。

 

そんなことを思っていると、往診依頼の連絡が入りました。

「38℃の熱があるので、診(み)に来て欲しい」とのこと。

以前肺炎で入院されたこともあるので、心配です。

予定していた患者さんの訪問を1件終え、すぐにご自宅に伺いました。

 

熱は少しだけ下がっています。

胸の音もそれほど悪くはありませんが、痰の絡んだ音が喉元でしています。

自分で痰を出すことができず、熱のためぐったり。

ご家族と相談して、救急受診することになりました。

 

先生が、以前入院していた病院に連絡をとります。

介護タクシーでは難しそうなので、救急車で連れていくことになりました。

救急車の要請、病院への紹介状の準備など、先生がしています。

 

その間に

ご家族には保険証と診察券

入院になったときのために、とりあえず必要な物を準備してもらいます。

火の元確認、鍵の確認などもお願いします。

先生は、奥さんと一緒に救急車に乗って病院に行きます。

私はご自宅に救急車が到着する前に、一足先に訪問車で病院に向かいます。

(病院で先生を拾うためです。。。)

 

病院に向かっている途中に、先生から連絡が入りました。

なんと救急車内で、別の患者さんから緊急往診の依頼があったのです。。。

先の患者さんを病院まで送り届けた後に、もう一件往診に伺うことになりました。

 

 

私は病院に到着し、救急外来に向かうと、ご家族が待合で待っていました。

「先生が一緒に救急車のってくれたから安心やったよ」、と奥様。

先生は診察室で、直接病院医師に状況を報告しています。

 

 

引き継ぎが済み、次の往診に向かいます。

緊急で注射薬が必要になるかもしれないので、クリニックに立ち寄ります。

その間に、私は午後からの予定していた患者さん宅に連絡を入れます。

予定外の緊急往診が入ったこと、そのため予定の訪問時刻が遅れることを。。。 

訪問時刻のめどがついたら再度連絡を入れることをお伝えしました。

皆さん「うちは大丈夫よ。気を付けて。」とお気遣いも頂き、いつも助かっています。

 

2件目の往診を終え 外に出ると、日が暮れています。

17時を過ぎていました。

「さあ!あと4件。頑張りましょう。皆さん待ってくれています」

 

それぞれのお宅に訪問時刻について連絡を入れます。

本日、最後に訪問するお宅には

「20時前ぐらいになると思います。

採血を予定してるけど、気にせず、ご飯食べといてね」とお伝えしました。

 

 

最後の訪問が終わったときには、20時を回っていました。

澄んだ夜空には、きれいに月が出ています。

遅くなっても、待ってくれている事務の北端さんに「クリニックに戻ります」とメールします。

‛‛本日の予定... 終了。よく働きましたぁ...‘‘

 

 

訪問を予定していた皆さま、今日はご協力頂きありがとうございました。

緊急往診が2件あったため、ずいぶんお待たせいたしました。

 

病院に搬送した患者さんのご家族から連絡がありました。

軽い肺炎を起こしていたけれど、家族のたっての願いで入院はせずに連れ帰ってきたとのこと。

良かったです。

 

 

ピンクのキャンバスで、走り回った一日が無事に終了しました。

とはいえ...  本日の記録をして...  私は「お先に失礼します」とクリニックを出ます。

先生の一日は、まだまだ終わりそうにはありません。

 

お疲れのでませんように...