和歌山市内の在宅療養支援診療所

お知らせ
お知らせ

『めでたいでんしゃ』に乗って。。。

本日、退院前カンファレンスは15時半からです。

予定の訪問を終えて、訪問先からW病院に向かいます。

移動🚙に約30分かかりました。「ぎりぎり、間に合いました~」

  

1時間ほどで、退院前カンファレンスは終わりました。

 

その日は、在宅で診ている津山さん(仮名)の検査を、W病院に急遽お願いしていました。

先生は「僕、検査見てくるから、先にクリニックへ帰っておいて。終わったら電車で帰るし」と言いました。

地域連携室の看護師さんに案内されて、先生は検査室に行きました。

私は「電車で帰るかぁ・・・」と思いながらも

訪問車でクリニックに戻り、いつも通りにユニフォームの洗濯をしながら

記録をします。

  

しばらくすると、、、

先生から連絡が入りました。検査は無事に終了です。

津山さんは、入院せずに自宅に戻ることになったようです。(ホッとしました)

(その間にも)
遠藤さん(仮名)の息子さんから先生に連絡が入りました。

「母が、吐いているので、、、」と。

訪問看護師さんに、先に様子を観に行ってもらいます。

 

「往診ですね」

先生に、お迎えの連絡を入れます。

先生からは  「駅に迎え お願いします」

       「めでたいでんしゃ🚋に乗りました」 

       「18時10分頃着です」とLINEが入ります。

時計を見ると「18時3分」

慌てて洗濯し終えたユニフォームを干し、必要なものを準備してクリニックから駅に向かいました🚙。

先生を迎えて、そのまま往診に向かいます。

  

遠藤さんは、H病院を退院して2週間、、、

今日は、理学療法士さんの介助で、初めてリクライニングの車いすにのりました。

機嫌よく『ニコニコ』されていたのに。。。

その時の状態とはうって変わって…熱が上がり、胃液を吐いています。

先生が診察をします。

胃瘻チューブのふたを開け、胃内にたまっているものを外に出します。

血液検査のために、採血💉を行いました。

先生が薬剤師さんに連絡をいれ、必要な薬を届けてもらいました。

訪問看護師さんが、届いた解熱剤と吐き気止めの座薬を入れてくれます。

19時5分 往診終了です。

  

クリニックに戻って、私は引き続き記録をします。

先生は、検査依頼をしています。甘いものを口に入れて、糖分補給。。。

しばらくすると…

「津山さんとこ、(往診)行ってくるわ」と言いながら、先生はクリニックを出ていきます。

時計⌚の針は 「20時」

「お疲れ様です。お願いします」

   

24時間365日対応…。こんな日もあります。

きっと、患者さんやご家族は、先生の顔をみると安心するはずです。

患者さん達の状態が落ち着くことを願いながら、私は仕事を終えました。

「お先に失礼します」