病室で、初めてお逢いした時、個室に一人・・・。点滴を受けておられました。
コロナ禍で家族の面会もままならない状況です。
退院してからの療養生活を支えるために集合した医師や看護師、ケアマネージャ―
順番に「初めまして」です。
少し戸惑いの表情も読み取れます。
翌日、退院です。20代の息子さんは、介護休暇を取っていました。
退院当日、帰宅の時間に合わせて訪問しました。
「お帰りなさい」「これからよろしくお願いします」
○○さんの在宅療養が始まります。
「帰ってこれたぁ~。嬉しい」と、病室での表情とは全く違い、穏やかな笑顔です。
病院では、痛みを調整するのに苦労されていました。
突然、出現する激痛にアセリオと言う点滴で対応していました。
この点滴が効いてくれていたのが幸いです。
内服薬もたくさんあります。
○○さんと先生が相談しながら、薬を整理していきます。
続けて飲む薬
しばらく休む薬
新たに試してみる薬・・・
痛みは、何とか内服薬のみで調整できるぐらいに、落ち着いています。
「エビフライが美味しかったよ。大きさも相変わらず大きかったよ」
「え?食べに行ってきたの?」(病院での状況からは考えられません・・・)
「そう。息子と行ってきた!」・・・親子でデートに出かけています。
「ハンバーガー1個食べた…(照れくさそうに)美味しかったぁ~」と、はにかんだ笑顔。
「温泉行きたいんやけどね」
「かなやの明恵峡温泉。以前息子と行ってよかったから。友達と一緒に行きたいと思って」
もちろん先生からもOK!! 痛みを何とか調整して実現させたい・・・。
私の最近のおすすめスポットを紹介しました。
有田の箕島漁港から上に上がったところ・・・。有田みかん街道。景色もグッドです。
有田みかん街道を通って明恵峡温泉へと・・・目的地は決まりました。
したいと思うことはすぐに実行する。そんな時間がとても大切です。