新年あけましておめでとうございます。
昨年は、77名(うち、がん患者:71名)の方のお看取りをさせて頂きました。
これもひとえに、私ども「城北の杜」にお力添えを頂いた皆様方のお陰であり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
「世の中、捨てたもんじゃないな・・」
耐え難い痛みと不安を抱きながらも、自宅での療養を希望された患者さんに頂いた言葉です。
多職種連携しチームとして患者さんと向き合おうとしてきた私にとって嬉しい言葉でした。
また、「家に帰りたい」との思いがあっても、在宅医療への移行がかなり難しいと思われる患者さんを、病院の先生や患者支援センターの担当者様から相談頂き、在宅医療チームのメンバー一丸となって、在宅医療につなぐこともできました。
このような貴重な経験をさせて頂けたことは、開業して2年弱の私どもにとっては、大きな糧となりました。
一方で昨秋来より、がん患者さんのご紹介が重なり、非がん患者さんのご紹介をお断りせざるを得ないという心苦しい状況となりました。ご指名を頂いたにもかかわらず、ご希望に添えなかったご家族様、担当者様にお詫び申し上げます。
患者様とそのご家族が、少しでも満足して頂けるような在宅医療を目指し、一歩ずつ歩みを進めて参りたく存じます。
本年も皆様のお力をかして頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和4年1月