その日は、表情がとても柔和で、いつも以上に声にも張りがありました。
・・・可愛いお孫さんたちが駆けつけてくれていたからです。
孫の力はすごいです。元気玉ですね。
今春、看護学部に進学したというお孫さん・・・
コロナの影響で、オンライン授業ばかりで、まだ学校にも行けていないとのことでした。
おばあちゃんの血圧測定を手伝ってもらいました。
(まだ学校で教わっていないので、脈に触れてもらって、私が測定するという形です)
それでも、「未来の看護師に血圧を測ってもらった!」と、とても嬉しそうです。
それから、浮腫んでいた足を一緒にマッサージすると、おばあちゃんの表情がまたまた緩みます。。
敬老の日にもらったという暖かいカーディガンを、肌身離さずかけておられました。
ある日、「○○ちゃんに、おかゆを食べさせてもらった!」と、嬉しそうに話されることもありました。
看護学生のお孫さんにとって、おばあちゃんのお世話をし喜んでもらえたことは、
看護師を目指すうえで、とても貴重な経験になったと思います。
看護師になるのは、楽しいことばかりではなく、
しんどいことや 時には辞めたいと思うほどつらいこともあります(私自身もそうでした)。
そんな時、おばあちゃんと過ごしたこの経験を思い出して欲しいな…と思います。
この経験は、大好きなお孫さんへの、おばあちゃんからのプレゼントだったのではないでしょうか。。。