和歌山市内の在宅療養支援診療所

お知らせ
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タバコは元気の源

タバコが大好きな患者さんです。

独り暮らしをしています。

訪問時、ベッドの傍で、先生と患者さんが話しています。

 

患者さん 「先生、苦しまんようにしてくれるっていうたやないの」

先生   「苦しんでるか? 吸えてるやろ、大丈夫‼」

患者さん (苦笑い)

先生   「大丈夫やで、病院行かんでもええようにちゃんとするからな… 

      入院したら吸えんようになるやろ。。」

患者さん 「もぅ入院は嫌やで、ちゃんとしてな。。」

 (二人の笑い+様子を見ている私も笑う…という感じです)

 

患者さんの言葉を借りると、まるで『漫才』です。

 

日常生活の援助は、訪問看護師さんとヘルパーさんが行ってくれています。

たまに先生もテーブルに夕食を並べます。。。

薬の管理も、薬剤師さん含め、皆さんが助けてくれています。

お兄さんやお友達も、患者さんが電話すればすぐに来てくれたり、

電話に出ないと心配して駆けつけてくれます。

 

体が徐々にしんどくなってきました。

夜に、患者さんから先生に電話が入ります。

 

患者さん 「今日熱出たんです。薬飲みました」

先生   「(訪問)看護師さんから聞いてるよ。今熱あるかい?」

患者さん 「もう下がりました」

患者さん 「便の薬…明日やめときます」

先生   「いいよ。それで(^^;;」

患者さん 「もう、寝ます…」

先生   「ゆっくり寝なよ。また明日行くからね」

(いつもは割と早口な先生ですが、この時ばかりはゆっくりとしたペースで話してます。)

 

夜は誰しも不安になりがちですが、お一人なので、なおさらです。

先生と電話で話し安心したのか…電話が切られます。

 

周囲のサポートを受けながら、本当に、本当に、がんばっています。

最近は、訪問に伺うと寝ていることが多いです。

声をかけると起きてくれますが…

「タバコ吸うたら元気でるねんけどな…zzz」寝てしまいました。

また、明日…。